2016 Sept 18 : Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho or Nihon Kendo Kata - which one should we learn first?

From the beginning, we have been practicing Nihon Kendo Kata, so at least we are all somewhat familiar with it by now.

But, we have not yet started to practice Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho ("Fundamental kendo technique practice using the bokuto"). It looks like this: [ video ]

Please consider the following points.

• The exam for the rank of ikkyu requires students to perform Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho, numbers 1 through 9.

• The next exam, for the rank of shodan, requires students to perform Nihon Kendo Kata numbers 1 to 3.

• It is generally accepted that Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho is much conceptually simpler than Nihon Kendo Kata. It was introduced by the All Japan Kendo Federation in 2003 as a method to teach early-stage kendoists, especially young school children, the basic concepts and movements of kendo attacking techniques.

In light of this, doesn't it seem reasonable that students should learn Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho first, and then Nihon Kendo Kata second? Start with the "easier" Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho and then "progress" to the more difficult Nihon Kendo Kata?

I'd be willing to accept this kind of reasoning, especially if we were approaching the learning of kendo as primarily an exercise in acquiring technical skills.

However, my preference is for Meikyokan students to start learning Nihon Kendo Kata first. I prefer this not because it has a gentler learning curve (it certainly does not); we learn Nihon Kendo Kata first because it is a more powerful representation of the heart of kendo.

I want students' first experience of kendo training to be directly connected with the heart-aspects of kendo. Nihon Kendo Kata is not just technical, but also encompasses spiritual, energetic, moral, ethical, and philosophical aspects. It contains within it essential information pertaining to the logic of sword fighting and the psychological relationship between human beings-in-conflict.

So making Nihon Kendo Kata the first thing we try to learn can serve as a powerful reminder to ourselves that we are committed to approaching kendo as something more than just a collection of techniques for sword-play.

Even though it is a real struggle to try to learn Nihon Kendo Kata as beginners, somehow I also think it's strangely comforting to know that Nihon Kendo Kata is complex and deep enough to remain impossible to completely understand, as well as extremely challenging to perform competently, and that this continues to be true for our entire kendo-lives.

So learning Nihon Kendo Kata first may not be the easier introduction to kendo, but I believe it is the more meaningful one.

We will begin learning Bokuto ni yoru kendo kihon-waza keiko-ho, number 1 through 9, a little later. Soon.

~ jks

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2016 Sept 18 : 　木刀による剣道基本技稽古法と日本剣道形　どちらを先に学ぶべきか？

はじめの頃から「日本剣道形」を稽古し続けているので、もうみなさんは「形」についてある程度、慣れ親しんでいることと思います。

わたしたしは、まだ、「木刀による剣道基本技稽古法」については稽古を始めてはいません。これはどのようなものかについては、こちらのビデオをご覧になってみてください。[ video ]

そして、今から述べる下記の点について、みなさんの頭に入れておいてください。

• 剣道1級の昇段試験においては、「木刀による剣道基本技稽古法」の1本目から9本目が審査必須項目となります

• 1級合格後の、次の段位である、初段の審査においては、「日本剣道形」の1本目から3本目までが審査必須項目です

•「日本剣道形」よりも「木刀による剣道基本技稽古法」のほうが、概念的には難しくないものとして一般的には、受け止められています。この稽古法は剣道初心者、特に小中学生に、剣道の攻めの概念やその技術を学ばせるための稽古法として2003年、全日本剣道連盟によって導入されました。

この観点から考えれば、剣道初心者は、「木刀による剣道基本技稽古法」を先に学び、そして、その後に、日本剣道形を学んだほうが理に適っているのではないでしょうか？より易しいと言われている「木刀による剣道基本技稽古法」を先に学んでから、それよりも難しいと言われている「日本剣道形」へと稽古を進めていくべきではないでしょうか？

私は、上記のような考え、その考えに至る理由については、よく理解できますし、特に、もし、私たちが、剣道の稽古の目的を、さまざまな技術を習得しながら身体を鍛えていくことを第一の目的として考えているのであれば、尚の事です。

しかしながら、私は、明鏡館の生徒には、是非とも、「日本剣道形」を先に学んでいってほしいと思っています。この理由は、決して、日本剣道形の方が、なだらかの学習曲線を描くことができるからでなく（実際、そんなことはありません）、日本剣道形を先に学ぶ理由は、日本剣道形は、剣道の神髄というものを、非常に力強く表現しているものだからです。

私は生徒が剣道稽古の中で最初に経験することが、剣道の神髄と直接的に関連するものであってほしいと思っています。「日本剣道形」から学ぶことができるものは、単に技術だけでなく、精神、気、道徳、倫理そして哲学的側面をも網羅しています。「日本剣道形」には、刀を用いた戦いの理や人間同志が対立した際の心理に関係する非常に大切な教えが盛り込まれています。

つまり「日本剣道形」をまず最初に学ぶということは、私たち自身が、剣道というものが、単に刀を用い、いろいろな技を学ぶためだけにあると、とらえるのではなく、技術以外にも、もっともっと人間として修得していくべきものを沢山含んでいるものであるということを、自分自身に理解させるためです。.

初心者のみなさんにとっては、「日本剣道形」を学ぶことは、本当に難しいことであるかとは思います。しかしながら、私は、「日本剣道形」というものが、非常に複雑であり、その教えが非常に深いがため、完全に理解することなど不可能ではないかと思われるようところ、そして、また、実際に、その形を自分が完璧にこなすことなども、非常に難易度が高いことであること、そして、これらの困難性は、（どこか途中で簡単に目的に到達するようなものではなく）剣道を生涯修行していく間、ずっとずっと続いていくものであることを知ると、なぜだか、不思議と逆に心が励まされる感じがします。

以上のことから、「日本剣道形」を最初に学ぶことは、剣道の学習における導入としては易しいものであはありません。しかしながら、この学びかたは、より意義深いものであると私は信じています。

「木刀による剣道基本技稽古法　1本目～9本目」についても、しばらくしたら稽古を始めて行こうと思っています。

宍戸

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